北京でメシを食べようとしたら箸がペキンと折れた。
あと3ヶ月くらいに迫った、硬式野球男子日本代表の北京五輪アジア予選。
ワールドベースボールクラシック(WBC)王者の誇りにかけても、また、最後の五輪野球競技という点においても、日本代表は必勝を期すべき北京五輪。
まずはそのアジア予選で、かつてイチローが口を滑らせた「今後100年は日本には敵わないな、と思わせる試合をする」という野望を、今度こそ現実のものとしてもらいたいところです。
そこで勝敗の鍵を握るのは、なんと言っても人選に尽きるでしょう。優勝を果たしたWBCでも、何人か戦力にならなかった選手(特に阪神のクローザーの人)がいました。アテネ五輪では、監督代行の人選を失敗しました。
野球ファンなら、誰しも興味深く考えるであろう、今回のメンバー構成。
私はどこよりも早く、最適な人選を提唱したいと思います。
まず今回は、バッテリーの人選を紹介します。
*選手プロフィールの今季成績は、8月19日現在のものです。
投手
26年目、44歳、左投げ左打ち。15試合、5勝5敗、77.2投球回、55奪三振、防御率4.29。ご存知、「ハマのおじさん」。5人の子供のために投げ続ける、日本の鉄腕。今季の5勝5敗という成績は、45歳のクレメンス(ヤ軍)と同じ。通算勝利数は現役最多の220勝。
13年目、33歳、右投げ右打ち。1試合、0勝0敗、1.1投球回、2奪三振、防御率0.00。今なお闘志を焦がし続ける魂のエース。ロッテの17連敗を決定付けた9回2死からの涙の同点被弾、シドニー五輪キューバ戦の敗退、右肩、右肘の故障を乗り越え、満を持して今、ジョニー完全復活の時。球界髄一の宮崎訛りに定評がある。
16年目、42歳、右投げ右打ち。28試合、3勝0敗、35投球回、15奪三振、防御率4.37。抜群のコントロールと投球術で「和製マダックス」の異名をとる。魔球シェイクは世界の舞台で投げるべき球種。ロッテの勝敗よりも気になるのは柏レイソルの勝敗。
24年目、42歳、左投げ左打ち。14試合、2勝5敗、79.1投球回、51奪三振、防御率5.56。球速はないものの、抜群の制球力とシンカーなどの球種を駆使して緩急をつける投球術で「和製モイヤー」の異名をとる。ヤクルト古田兼任監督いわく、「最速135キロ」。野球よりも好きなことがあるとすれば、 ラジコン。
22年目、39歳、右投げ右打ち。19試合、0勝1敗、21投球回、12奪三振、防御率9.42。日本中を感動の渦に包み込んだアメリカン・ドリームを実現させた男。イチローを三振に取ったピッチングは、桑田真澄のハイライトになるだろう。「レインボール」という名のションベンカーブでメジャーの屈強な打者に挑んだ強心臓は評価に値する。不完全燃焼で終わった感があるアメリカでの悔しさは、北京の舞台で晴らしたいところ。
18年目、38歳、右投げ右打ち。95年、わがままを通して近鉄を退団。エースの座と高額な年俸を返上してまで選んだ新天地は、未知の領域「大リーグ」。日本中から「挑戦ではなく無謀だ」と批判されながら、ドジャーズとマイナー契約を結んだ。MLBのストライキが明け、アメリカに野球のシーズンが戻ってくると、そこには躍動するトルネードの姿があった。己の右腕一本を頼りに伝家の宝刀フォークボールで三振を取りまくるピッチングを見た日本の野球ファンの評価は、バッシングから180度変わって、賞賛の嵐に包まれた。95年オールスターゲームの先発のマウンドに立ったとき、当時25歳の若者のアメリカンドリームは頂点を極めた。
今日では日常化した日本人MLB選手の活躍も、全ては野茂が残した足跡を追ってのもの。あまりにも大きな革命を起こした功績を讃えて、日米両国の野球殿堂に名を連ねるべきではないだろうか。かくゆう私も、「ノモマニア」の一人である。
今は所属球団がない状況。しかし、3度目のノーヒットノーランの夢を追い求め、「現役続行」している。年齢から来る球威の衰えはもとより、お腹周りについた脂肪によりトルネードがうまく回らない状態ながら、ソウル五輪の経験とメジャーでの実績を糧に、再び世界の舞台で三振を連発することだろう。
11年目、32歳、右投げ右打ち。20試合、10勝7敗、139.2投球回、84奪三振、防御率3.22。近年稀に見る「男の中の男」。FA資格を得たカープのエースには、多くの球団から高額オファーが舞い込んだが、「他球団のユニホームを着て、広嶋市民球場でカープファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが、自分の中で想像がつかなかった」という男気溢れる言葉と共に残留を発表したとき、黒田博樹はカープの生きる伝説と化した。昨年は狭い広嶋市民球場を本拠地としながら、1.85という驚異的な防御率を残したり、アテネ五輪で球速164キロを記録したりと、その実力の程も伝説と呼ぶに値する。ただ、男気がありすぎて、頭髪が後退しつつあるのが気がかりなところ。あまり知られていないが、大関・千代大海と顔が似ている。
歴代最多大関在位51場所(平成19年名古屋場所現在)の記録を持つ。本名は「広嶋龍二」。この点からも、黒田との深い縁を感じる。
捕手
18年目、42歳。3試合、6打数0安打。恐らく、球界でもっとも試合への出場を待望されている選手ではないだろうか。ソウル五輪では野茂とバッテリーを組んだ経験がある。恩師、野村克也(現東北楽天監督)と同じ、選手兼任監督の道を歩む歴代最高の捕手も、プロ入り当初は「のび太くん」という愛称で親しまれていた。
9年目、31歳。94試合、358打数97安打、8本塁打、55打点、1盗塁。城島のMLB移籍、阿部の故障で巡ってきた06年のワールドベースボールクラシックの舞台で正捕手を務め、一躍その名を全国に轟かせた。他球団の投手だけでなく、メタボリック症候群とも戦う、ある意味で「中年の星」。
いやー、そうそうたる顔ぶれが揃いましたね。世界を震撼させるには不足のない陣容ではないでしょう?
次回、さらに荒れる内野手、外野手の選考を行います。
| 固定リンク












コメント