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2008年6月16日 (月)

ワールドサッカーオウンゴール EURO2008編。

サッカーの2008年欧州選手権(EURO)は、グループステージの第2節を終え、いよいよ決勝トーナメントへの生き残りを賭けた第3節に突入します。

私は今大会を、実にサプライズが多い大会として見ていますが、ここでひとまず、第3節を前にした各グループの状況をまとめてみました。

 

グループA

次期チェルシー監督スコラーリ率いるポルトガルは、トルコ、チェコを圧倒し、早々と1位通過を決めました。

その一方で開催国スイスは連敗で敗退が決定。大会最高の司令塔ハカン・ヤキンのプレーが見られなくなることは、大会のクオリティーの面で大きな損失と言えるでしょう。

決勝トーナメント進出へ、残り一つの椅子を争うのは、チェコとトルコ。この両者は得失点、総得点で並んでいるため、間もなくプレーボールの直接対決がドローに終われば、PK戦で決着をつけるそうです。

グループB

クロアチアが連勝で堂々の首位通過。優勝候補の呼び声高いドイツを破った東欧の雄は、一躍大会のダークホースに名乗りを上げた感があります。

グループ2位の座は、ドイツが最も近い位置にいますが、開催国オーストリアと次回大会の開催国ポーランドにも可能性があります。

20080613_0150_450 ドイツはシュバインシュタイガーが「荒ぶる猛虎」ぶりを発揮してしまい、報復行為で一発退場を喰らってしまいました。

フランスのジダン、日本の大久保、そしてドイツの虎。時に「瞬間湯沸かし器」と化してしまう彼らの、レッドカードのもらいすぎは周囲の信頼を損ねてしまいます。

グループC

このグループは、最終節を待たずして決勝トーナメントに進む2チームが決まりました。

イタリア、フランスを相手に圧倒的な攻撃力を見せて連勝を飾ったオランダが首位通過。

そして、この「死のグループ」を2位で通過したのは、なんと伏兵ルーマニアでした。

コカイン・ムトゥ擁するチームは、フランス、イタリア戦をともにドローで凌ぎ、勝ち点2の2位という状況で第3節オランダ戦を迎えます。

オランダは恐らく、このルーマニア戦において、多くの主力を温存した上で、わざと負けるでしょう。

ルーマニアに白星を譲れば、イタリア対フランス戦の結果の如何に関わらず、ルーマニアのグループリーグ突破が決まります。

ならば、ファン・バステンが、この「オランダがグループリーグの行方を主導する」状況を生かさない手はありません。

ルーマニアに勝たせて、イタリアとフランスを大会から葬り去る。オランダは、それができる立場です。

オランダにとって唯一懸念されることは、わざと負けることで、今までの勢いが殺がれてしまうことですが、試合に出るのは控え組なので、準々決勝にはかえってフレッシュな状況で挑むことができます。

イタリアはルーマニア戦でブッフォンがムトゥのPKをストップし、首の皮一枚繋がったように見えましたが、やはり、勝ち点3を得られなかったことが致命傷になりました。

20080614_0170_450 ちなみに、PKを止めたブッフォンは、「すごくエキサイティングなシーンだったよ。だって、PKってギャンブルみたいなものだからね」と言ったとか言わなかったとか。

 

注:世界最高のゴールキーパーであるジジは、無類の賭博好きとしても有名です。

大会前から「因縁の対決」として世界中から注目を集めた、ドイツW杯決勝カードは、まさかの「消化試合」となってしまいました。

まあ、それでも両チームの選手は、宿敵を相手にただひたすら勝利を目指してプレーするでしょう。決勝トーナメント進出の可能性はゼロとわかっていても。

試合は後半ロスタイムに、カッサーノの決勝ゴールが生まれます。

歓喜の表情でイタリアベンチに向かって走り出すカッサーノ。

しかし、次の瞬間、カッサーノの表情から笑顔が消え、絶望に打ちひしがれて涙を流します。

そう、カッサーノの耳に、「ルーマニア勝利」という悲しい知らせが届いたからです。

どこかで聞いたことのあるような話ですね。

グループD

ヨーロッパチャンピオンのギリシャが連敗するという大波乱が起こったこの組を勝ち抜いたのは、ビジャ、F・トーレスのツートップが機能したスペイン。

スウェーデンはそのスペインに敗れ、最終節のロシア戦に引き分け以上なら勝ち抜けが決まるという状況です。

しかし、ロシアを率いるのは、世界一の強運を持つ監督、フース・ヒディンク。初戦でスペインに1-4で惨敗したくせに、きっちりと第3節にグループリーグ突破の可能性を残すあたり、「悪い予感」が絶えません。

韓国代表では「政治的圧力」でベスト4に進み、オーストラリア代表ではウルグアイとの大陸間プレーオフをPK戦の末に制し、ロシア代表ではイングランドの自滅によってEURO本大会への出場を決めました。

日本中のサッカーファンにストレスを与え続けるこの「セイウチ」が、また一つ、大会からスター選手(イブラヒモヴィッチ)を消してくれそうです。

ヘンリク・ラーションのギロチンヘッドが、ヒディンクの野望を阻止することを、切に願っています。

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コメント

僕の予想では優勝はポルトガル・オランダ・スペインあたりかな…
アーセナルで怪我したクロアチアのダ・シウバどうなったかな…

投稿: くらも | 2008年6月16日 (月) 02時33分

イタリアの勝利のために、僕がピトゥルカに電話しなければならないな。

投稿: もっじ | 2008年6月16日 (月) 16時05分

くらもさん。
ポルトガル、オランダ、スペインは大会中1、2を争う攻撃力を持ってる上、勢いのある若手選手が活躍しているので、かなりいいところまでいきそうですね。個人的にはクロアチアとトルコが対戦する準々決勝が楽しみです。

もっじさん。
悪いことを企むだけならいくらでもしていいと思いますが、それを実際にやると、失脚する恐れがありますよ。カルチョスキャンダルはもう起こらないでほしいですね。

投稿: ライト兄弟 | 2008年6月17日 (火) 21時17分

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