現地時間2日、平成20-21年度のスペインサッカー、リーガ・エスパニョーラの第34節、スペイン最高峰の伝統の一戦として世界中の注目を集めるレアル・マドリー対バルセロナの対戦(エル・クラシコ)が行われ、優勝争いを大きく左右する試合は2-6とアウェーのバルサが圧勝し、2位マドリーとの勝ち点差を7と広げ、次節にも優勝が決まる展開となりました。
2シーズン連続の無冠という屈辱を味わったカタルーニャの雄は、かつての司令塔ジョセップ・グァルディオラ氏を監督に迎え、ヨハン・クライフ時代の「ドリームチーム」を彷彿とさせる強くて魅力的なサッカーを取り戻しました。
今季のリーグ戦通算得点が100を超える圧倒的な攻撃力。その猛威は、優勝を目前としたリーグ戦のみならず、決勝進出を果たした国王杯や、準決勝に駒を進めたUEFAチャンピオンズ・リーグにも及び、三冠制覇の可能性を残しています。
先のクラシコは、この最強バルサの集大成ともいえる試合となりました。
積極的にゴールへ迫る試合運びを見せるホーム・チームのマドリーは、前半14分にFWゴンサロ・イグアインのゴールで先制しましたが、そのスタイルはバルサを相手にするにはいささかリスクが大きく、その後、立て続けにFWティエリ・アンリ、DFカルレス・プジョル、FWリオネル・メッシに得点を許しました。後半にもアンリ、メッシ、DFジェラール・ピケが得点し、歴史的大勝を果たしたのです。
今季のバルサのサッカーの破壊力は、ただただ恐ろしさを覚えるものです。
右サイドバックのダニエウ・アウヴェスがウイングのように攻め上がり、司令塔のシャビはかつてのグァルディオラのようにインテリジェンス溢れるゲームメイクを見せ、アンドレス・イニエスタは万能型のファンタジスタとして攻撃のあらゆる局面に顔を出します。
そして、極めつけは世界最強のスリー・トップです。
不振を脱した「パリで発掘された最高品種原始人」こと、アンリが19得点。カメルーンの大砲、サミュエル・エトーが27得点。そして、今やバルサのみならず、世界のサッカー・シーンの主役となったメッシが25得点。
しめて71得点です。
彼らがいとも簡単にゴールネットを揺らす姿を見ていると、サッカーという競技がスポーツの中で最も点が入りづらい性質を持っているということを忘れてしまいます。
3人ともに、超ワールド・クラスのストライカーと評価することに異論はないでしょう。
さて、このスーパー・スター・トリオの中で、あえてナンバー・ワンを選ぶとすれば誰でしょうか。
アーセナルとフランス代表で他の追随を許さない実績を築いたアンリか。
2度目のピチーチ(得点王)に片手をかけているエトーか。
超高速ドリブルから多彩なゴールパターンを生み出すメッシか。
海外サッカーに通ずる方の多くは、メッシこそバルサのエースと認識しているでしょう。
しかし、実はエトーこそが真の主役なのです。
派手なプレーをほとんど見せないエトーがエースと主張すると、異論も噴出してくると思います。
実はその理由が、メッシの背番号が今季から「10番」に変更されたという事実に隠されています。
昨季まで19番をつけていたメッシは、ライカールト前監督時代のエース、ロナウジーニョ(現ミラン)から背番号10を継承しました。
これを、メッシのエース襲名を象徴する人事と捉えるのは早計です。
裏を読まなくてはなりません。
メッシが10番をつけ、ロナウジーニョに代わってアンリがレギュラーに収まることで、バルサのエースの座はエトーが担うという事実が浮き彫りになったのです。
メッシの背番号は10番。
アンリの背番号は14番。
エトーの背番号は9番。
10+14+9=33。
ほうら、江藤……ぢゃなかった、エトーがエースではありませんか!!
いやー、まったくもってくだらない駄文に長々とお付き合いさせて申し訳ありません。
西武の主砲、江藤智選手は、月間16本塁打のNPB記録を保持しています。
バルサの主砲、エトー選手も、公式戦月間16ゴールの記録を目指してがんばってください。
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