携帯電話の弊害を表す一つの材料として、各家庭に向けて、月々の生活費に占める携帯電話料金の割合を示す、「通信エンゲル係数」なるものを大々的に調査してほしいですね。
今さらながら思うんですけど、携帯電話って超便利な道具ですよね。
だって、この機械があれば、時と場所を選ばず、様々な人たちと連絡が取れますよね。
電話帳のメモリが増えていくたびに、
自分と繋がっている人たちがこんなにいるんだ!っていう気分になれるのではないでしょうか。
それに、この機械が普及してからは、
いつでもどこでもプライベートな時間でも、
一日24時間、会社が従業員を管理できるようになりましたよね。
おかげで、どんなときでも緊張感を切らさずにいられます。
お金や友情の大切さの何たるかをよく知らない学生が、
四六時中、携帯電話と何やらにらめっこしています。
若い人が、熱心に物事と向き合うのは良いことです。
指の運動をすると脳に刺激が与えられますし、メールを打つ際にいつも適切な文章を考えていますから、この子たちの中からいずれ直木賞を獲る子がたくさん出てくるのではないかと楽しみになります。
このように、今や携帯電話は、人々の生活にすっかり定着して、欠かすことのできない道具となりました。
ここで私は一つ、疑問を抱きました。
日本中を取り囲む電波は、人々を幸せにしたのかな?
いつでもどこでもいろんな人と連絡が取れて、みんな今までより仲良くなったのかな?
いつでもどこでも仕事の連絡ができるようになって、日本の経済は良くなったのかな?
……これから、雷や台風が続けざまに日本列島を襲う季節がやってきます。
この「天からの贈り物」が、この国の携帯電話のアンテナを一つ残らず焼き尽くし、根こそぎ吹き飛ばしてくれればいいのに。


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