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2010年1月29日 (金)

大した論文ではありません。

私のような筋金入りの田舎者が上京すると、決まって「都会の電車」にカルチャーショックを受けます。

 

「車両の数が多い!(だいたい8~10両はあります)」

「人がたくさん乗っている!」

「次の電車がすぐに来る!」

「路線の種類がたくさんあって複雑!」

「座席がボックス・シートぢゃなくて全部横並びになっている!」

 

それはもう、驚きと感激と興奮の連続です。

 

初めのうちは駅の構内で、足もすくむような居心地の悪さを感じていましたが、 今では(不慣れな駅や路線でなければ)すっかり馴染んだものです。

 

 

さて、そんな大都会の電車ですが、横並びのシートは大体、7人掛けの構造になっています。

 

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多くの人は、座席が空いていれば、決まって端の席に陣取ります。

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上の図(超汚くてごめんね)でいえば、端の1と7が人気です。

 

なぜ端が選ばれるかといえば、仕切りの壁に頭を寄りかけて気持ちよく眠れることや、座席が埋まったときに、片側の隣にしか人が座らない状況になるため、プライバシーの確保や心の落ち着きを得られることが挙げられると思います。

つまるところ、一人で電車に乗る人は、極力、隣に人が座っている状況を避けたがる傾向にあるのです。

 

よって、空いている電車では1か7が先に埋まります。

 

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この場合、次に座る人(おひとり様の場合)は、2~6のどこを選ぶのがベターでしょうか。

 

正解は、3か5です。

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3に座ると、上のようになります。

3か5を選べば、「次に座る人への配慮」を果たすことになります。

なぜなら、横並びのシートに座る一人客は、電車が空いていれば「隣に人がいる圧迫感は感じたくない」という心理が働くものであるからです。

3に陣取れば、次の人は5を選び、7人掛けのシートに座る4人の全てが、(次に座る人が現れるまでは)「隣に人がいる圧迫感」を感じなくてすむのです。

 

ところが、こうした配慮ができない輩がたまに存在します。

 

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そう、両端が塞がっていると見るや、迷わず真ん中の4に座る者です。

 

一見、4を選べば、左右両隣にスペースがあるため、解放感が得られると思われます。

 

しかし、次にこのシートに座る人は、困惑するでしょう。

私のような根っからの小心者は、

 

「どうしよう……どこに座ればいいのかしら?2、3、5、6、どれを選んでも『誰かの隣』で圧迫感を感じさせてしまうじゃない……薄汚い私なんかが隣に座ったら、迷惑だよね……ていうか、真ん中に座った奴、『暗黙の了解』ってのを知らねーのかYO!」

 

などと自問自答するのです。

通常なら4人目までが「隣に誰も座らない」状況を享受できるはずが、この場合は、4人目にして「誰かと誰かが隣り合わせ」になってしまうのです。

 

こういう場合、結局、申し訳なさそうに「身体の幅が大きい人や、偉そうに脚を開いて幅を取っている奴」の隣でない場所に座るしかないのです。

 

つまり、極めて大げさな表現をすれば、真ん中の4に座る行為は、厚顔無恥そのものであるといえるのです。

 

健全なシートの埋まり方のフローは、

「両端の1か7→3または5→5または3→2、4、6」

であるべきでしょう。

 

 

以上のようなことは、都市部の電車に乗ったことのある人なら、一度は感じたことのある心理で、それをわざわざ活字にする私のような者は、恐らく心が狭いのでしょう。

両端のみが埋まった7人掛けシートの真ん中に座る者より、私の方がずっと自己中心的な性格ですね。

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