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2014年6月12日 (木)

優勝はイタリア、得点王はカッサーノ。

男子サッカーのワールド・カップが開幕しますね。

 

 

今大会の注目国は、ずばり、フランスでしょう。

 

「レ・ブルー」を率いるのは、平成10年W杯、平成12年欧州選手権を立て続けに制したチームの主将だった、ディディエ・デシャン氏。

 

生まれついてのリーダーとして名声を轟かせ、監督としてもモナコやユヴェントス、マルセイユなどで実績を積んだデシャン氏は、今回、自身の退路を断つことと同視できる、重大な決断を下しました。

 

マンチェスター・シティの優勝に大きく貢献した攻撃的MF、サミア・ナスリを、代表から外したのです。

 

その能力には疑いの余地がないものの、規律の面で大きな問題をはらむこの名手の落選は、大きな驚きを与えました。

 

 

去る平成20年欧州選手権。フランス代表は、グループ・リーグで敗退するという大失態を犯しました。

 

強豪国にとって許されない結果を招いたならば、すかさず監督の首が飛ぶのは今も昔も変わらぬ常です。

 

しかし当時、代表を率いていたレイモン・ドメネク氏は解任を免れ、続く平成22年W杯まで指揮をとることを許されました。

 

なぜそうなったのか。

 

ドメネク氏は、飛ぶ鳥を落とす勢いでフランス代表の中心選手に収まっていたナスリに、早期敗退の責任をなすりつける、という形で自身の進退問題の決着を図ったのです。

 

ナスリはその後、ドメネク氏が代表を率いている間、招集を受けることはありませんでした。

 

今回、デシャン氏は、不本意な結果でブラジルを去る破目になったとしても、ドメネク氏がそうしたように、ナスリを人柱にするという裏技は、もはや使えなくなりました。

 

ここに、稀代の元主将の覚悟がにじみ出ているようです。

 

デシャンが描く青写真には、どれほどの勝算があるのか。要注目です。

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