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2016年5月 4日 (水)

それでも私にとっての世界最強リーグはセリエAです。

男子サッカー日本代表のFW岡崎慎司が所属する、

 

 

イングランド男子サッカーのプレミア・リーグのレスター・シティが、

 

 

「奇跡」とも称されるリーグ優勝を成し遂げました。

 

 

 

 

イングランドは、世界で最も多くのお金が動くリーグとされ、

 

 

経済力の多寡が、そのまま成績に直結する傾向が顕著にみられていました。

 

 

(チェルシーやマンチェスター・シティが、現オーナーとなってから競争力を高めた例に明らかです)

 

 

 

 

 

そうした状況の中で、高年俸の選手も、名の通った選手もいないレスターの優勝は、

 

 

まさに、「現代のおとぎ話」として、喝采を浴びて然るべき快挙と言えるでしょう。

 

 

 

 

話は変わりますが、私が高校を卒業した後、大学に入る前の春休み、

 

 

時間を持て余していた私は、地元の図書館に通って、新聞やら雑誌やらを読んでいました。

 

 

ある日、漫画が置いてある箇所に足を運ぶと、とても興味深いタイトルが目に入りました。

 

 

「ビバ!カルチョ」と題された漫画を手に取ると、

 

 

90年代初頭から中ごろにかけてのイタリアサッカー・セリエAを舞台にした熱戦が繰り広げられていました。

 

 

 

 

この漫画では、クラブ名も、選手名も、全て実名で登場しており、

 

 

絵柄は迫力に富み、イタリア・サッカーの事情や史実、特徴を忠実に取り入れられていました。

 

 

試合の展開も、物語の流れも、少年誌に掲載された漫画としては、

 

 

極めて高い完成度を誇っていたと思います(宣伝しているわけではありませんが)。

 

 

 

 

 

この「ビバ・カルチョ」に登場するクラブや選手を羅列するだけで、興奮を覚えます。

 

 

(選手につけた愛称の一部は、私の独断と偏見です。フヂテレビのバレーボール中継並みのセンスで申し訳ありません)

 

 

パルマ……「コロンビアの暴れん坊」アスプリージャ、「マジック・ボックス」ゾラ

 

 

ラツィオ……「得点王レフティー」シニョーリ

 

 

インテル……「鉄壁男」パリュウカ、「飛行機恐怖症男」ベルカンプ

 

 

ユヴェントス……「ミスター・アクロバティック」ヴィアッリ、「ドイツの本田泰人」コーラー、「天才司令塔」パウロ・ソウザ、「ピントゥリッキオ」デル・ピエロ

 

 

ミラン……「オランダ・トリオ」フリット、ライカールト、ファン・バステン、「ザ・リベロ」バレージ、「リベリアの怪人」ウェア、「ジュニオ」サヴィチェヴィッチ、「ファンタジスタ」ロベルト・バッジョ

 

 

 

 

これだけの面々が登場するとあれば、90年代のイタリア・サッカーを知る方なら、

 

 

見逃す手はないと言ってよいでしょう。

 

 

 

 

物語のシーズン中に、デル・ピエロの台頭によってR・バッジョがミランに移籍するという設定も、

 

 

そう来たか!まさにその通り!と膝を打つような配慮です。

 

 

 

 

(スーパースターの競演だけでもお腹がいっぱいになりますが)

 

 

この漫画のあらすじは、の主人公である椎名曜が、

 

 

古都フィレンツェを本拠地とする名門球団・フィオレンティーナに入団し、

 

 

「性格以外は世界最高の司令塔」エッフェンベルグ、「師子王」バティストゥータ、「史上最高の馬面」ルイ・コスタといった優秀な手下たちとともに、

 

 

ミランやユヴェントスといった強豪と、スクデットを争うという話です。

 

 

 

 

主人公・椎名が所属するヴィオラ(フィオレンティーナの愛称)を率いるのは、

 

 

クラウディオ・ラニエリ監督。

 

 

椎名が途中入団で所属した一年目のシーズンは、最終節で残留を決めるという、

 

 

苦しい戦いを強いられましたが、二年目、ラニエリ監督の下、

 

 

最終節で最強を誇ったミランを破り、スクデットを獲得しました。

 

 

 

 

 

 

ラニエリ監督に率いられたクラブが、日本人選手とともに、世界最高峰のリーグを制する……。

 

 

 

そう、今季のレスターは、まざに、「ビバ・カルチョ」の物語を現実にしたのです。

 

 

 

 

もちろん、岡崎は椎名のように華麗なプレーをする選手ではありませんが、

 

 

レスターの快進撃は、その背景が漫画よりも劇的で、胸を熱くしました。

 

 

 

 

エースのヴァーディーの半生は、映画化されるとも聞いています。

 

 

 

 

「現代のおとぎ話」といってよいレスターの快挙……。

 

 

 

「松井秀喜のワールドシリーズMVP」以来の、出来すぎた筋書きだと思いました。

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